どんなにいい米を買っても、食べ切れずに精米から時間がたってしまっては台無しだ。
ここでは、ちょくちょく通える良い米店を見つけるコツやポイント、良いお米の賢い買い方を紹介する。
もくじ
良いお米屋の条件
良いお米を手に入れるために、最も頼りになるのは専門店。米はスーパーでという人も多いだろうが、やはり専門店では、おいしい米との出会いがある。
いいお米の専門店の条件は、なんといっても玄米が複数置いてあり、少量からでもきめ細かく精米してくれること。
精米は専門店の腕の見せどころ。例えば夏は冬よりもぬかが取れやすいので、精米を軽めにするほうがいい。品種によっては米が割れやすく注意が必要なものもある。温度や品種に応じて微調整できる専門スタッフがいるほうがよい。
精米の際に機械的な作業をしていないかも観察してみよう。米の専門職だけが取得できる「お米マイスター」(日本米穀小売商業組合連合会)など、資格を持つスタッフがいるかどうかも一つの目安になる。
よく作る料理や家族の好みを伝えて、お薦めの米を聞いてみるのもいい。
米の違いを分かりやすく説明するのが専門店の役割だ。有名な品種だけでなく、いろいろな産地や珍しい品種、安価でもおいしい米など、隠れた良いお米も提案できるような米店なら良いお米屋と言えるだろう。
「このお米は朝ごはんにぴったり」「カレーだったらこのお米」などと、分かりやすく具体的な説明ができる店かどうかもポイントになる。
1kgなど、少量を購入するのも大事。精米したての米が最も旨いからだ。1番おいしく食べるなら密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、1週間程度で食べ切るのが理想だ。
良いお米屋を見分ける3つのポイント
- 玄米を少量から精米してくれる
- 精米が機械的ではなく微調整している
- 隠れた良いお米を提案してくれる
インターネットで販売しているお米店
実店舗だけではなく、インターネットでの通販を行っているお米店も増えている。
ここではインターネットで販売しているおすすめの店舗を3店ご紹介する。
アコメヤトウキョウ(AKOMEYA)
東京銀座に店舗を構える、お釜からごはんの友まてすべてそろう店だ。
米にまつわる6,000種類ものアイテムを取り揃えている。店頭では18種類のお米を量り売りしている。
「夏ごはんブレンド」3合490円(税別)、「つや姫」1kg910円(税別)、「AKOMEYAで人気の利き米10種セット」3600円(税別)などがおすすめだ。
アイリスの生鮮米
家具インテリア、家電などでおなじみのアイリスオーヤマはお米の販売も行っている。
アイリスのお米は小分け(3合の小分け袋4つ入等)でいつでも新鮮なものが食べられると評判になっている。
毎日、新鮮な状態で品種を替えて炊ける。宮城産ひとめぼれ(無洗米)1300円(税別)、北海道産ゆめびりか1350円(税別)、山形産つや姫1350円(税別)などがおすすめだ。
米風土(まいふうど)
一流の米を食味値て選ぶことができる店だ。
米・食味分析鑑定コンク—ルで賞を取る名人の米を扱っている。「食味値」をパッケージに記してあり、食味値や賞に応じて価格が決まる。
1.8kgのクラフト袋は1600〜3500円(税別)。右の2合分が入った真空パックは1点につき750〜1000円(税別)など、価格は高価だが確かな味を保証している。